補聴器をなくした際に取るべき行動

補聴器を使用する方のお悩みで意外にも多いのが、「補聴器をなくしてしまった」というものです。この記事では、補聴器を無くした際に取るべき行動や補聴器をなくしやすい場所について解説します。

補聴器をなくしやすい場所

補聴器をなくしやすい場所で一番に挙げられるのが、自宅です。何気なく補聴器を外したものの、どこに置いたのかわからなくなってしまうというケース。補聴器を置く場所は決めておくなどの対応が必要になります。

また補聴器をうっかり落としてしまうこともあります。補聴器をなくしてから数か月後に食洗器の底で見つかったという事例もありました。

ペットを飼っている家庭では、ペットが補聴器をおもちゃと間違えて噛んでしまうこともあるため注意が必要です。小さな子どもや犬の手の届かない安全な場所に補聴器を置くようにしましょう。補聴器ケースに入れた場合は、蓋がしっかり閉まっていることも確認してください。

自宅以外では、畑で紛失してしまったというケースも多くあります。畑仕事をしていて落としたことに気付かなかったというケースです。

補聴器をなくしてしまったら、まずは自分の行動を振り返って思い当たる場所を探してみてください。

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補聴器をなくした時の対応

補聴器がすぐに見つかればよいのですが、どうしても見つからない場合は、なるべく早めに警察へ遺失物届を提出してください。紛失保証のある補聴器の場合は、保証を受けるために遺失物届のコピーが必要になるためです。

補聴器が警察に届けられていれば、持ち主のもとに連絡が入ることがあります。補聴器は管理医療機器であるため、リコール時に補聴器を確実に回収する管理義務があります。そのため、製品一つひとつに固有の製造番号が刻印されています。補聴器に刻印されている製造番号をたどって、販売店経由で持ち主に連絡できるのです。

また補聴器の中には、スマホ連携が可能な製品もあります。補聴器とスマートフォンの通信が途絶えた場所を、GPS機能を用いて確認できるため、補聴器を探すエリアが絞られ、見つかる可能性が高まるでしょう。補聴器自体にGPSが搭載されているわけではないため、紛失場所から補聴器が移動してしまうと追跡はできない点には注意が必要です。

補聴器をなくさないための対策として、落下防止用のストラップがあります。補聴器と洋服をストラップでつなぐもので、うっかり耳から落ちてしまった時にも紛失する心配がありません。ぜひ補聴器の紛失を防ぐ対策方法も取り入れてみてください。

補聴器の管理を習慣づけよう

補聴器をうっかりなくさないためにも、管理を習慣づけることが大切です。補聴器を取り外したときは専用のケースに入れる、充電器にセットする、定位置に置いておくなどを習慣づけることで、補聴器をなくす心配が減るでしょう。

生活に欠かせない補聴器をなくしてしまわないように、管理を習慣づけてみてください。