補聴器をつけてスポーツをする場合は、スポーツに適した補聴器を選ぶ必要があります。この記事ではスポーツにおける補聴器の必要性や適した補聴器、補聴器を付けてスポーツをする際の注意点を紹介します。
私たちは、周辺の環境を認知するために聴力を使用しています。スポーツでは、相手の行動を予知したり、ボールの飛来の目算の手伝いをしたり、味方の指示を聞いたりするなど、聴力が役立つ場面はたくさんあるでしょう。
反対にスポーツをするうえで聴力を使えない場合、さまざまな問題が起こる可能性があります。スポーツを行う際は、補聴器が必要なのです。
スポーツに適した補聴器があります。「耳あな型」や「耳掛け型」と呼ばれるタイプです。
耳あな型は、耳の穴に収まる小型のもので、耳から外れにくく風の吹き付ける音も入りにくいため、安定した聞こえが得られます。また、スポーツでサングラスをかける場合でも、耳あな型なら邪魔になりません。また音の方向性がわかりやすいため、どこから音が聞こえているのかを把握しやすく、身体がスムーズに動かせます。
耳掛け型は、耳あな型だと違和感があるという場合におすすめです。また耳垢が水っぽい、耳垢が多い人の場合も耳掛け型を選びましょう。イヤーモールドを作って耳に固定できるようにすると、スポーツでも使いやすくなります。
さらにおすすめなのが、防水防塵機能があるものです。スポーツをしていると汗が出るため、汗で補聴器が水没状態になる恐れがあります。高い防水性能がないと、故障につながってしまうでしょう。またホコリも舞うような外で使う場合、防塵機能も役立ちます。
防水防塵機能は「IP〇〇」という表記で記載されています。前の数字が防塵規格、後の数字が防水規格です。防塵規格は5.6あたりのもの、防水規格は7.8あたりのものを選ぶと問題なく使用できます。
スポーツをしているうちに、動きに耐え切れずに補聴器が落下してしまうこともあります。スポーツ用として使用している補聴器なら激しい動きにも対応できますが、何らかの拍子で抜けてしまう可能性もゼロではありません。できる限り落とすことがないように、耳掛け型の場合は落下防止フックを使用しましょう。
耳あな型の場合はオーダーメイドであるため、あまり落下する心配はありません。しかしきちんと装用していないと浮いてきて外れることがあります。正しく装用できているかをしっかりチェックしてください。
補聴器をつけていても、聞こえにくさが残ることも少なくありません。そのため、コミュニケーション方法は事前に確認し合ってスポーツをするのが基本です。音声・口話・読話・筆談・手話などの方法があります。どのような方法がいいのかを話し合ったうえで決めておきましょう。
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