補聴器の型・種類

補聴器には、3種類の型があります。ご自身のライフスタイルに合う補聴器を選べるよう、特徴を紹介します。

耳穴型

「耳穴型」は耳の中にぴったりと収まるようにつけるタイプで、目立ちにくいタイプの補聴器として人気です。一人ひとりの耳の形、聴力に合わせた「オーダーメイド」と「既製品」の大きく2種類。鼓膜に近い位置に収まるため、自然で快適な音が聞こえる補聴器です。装着しても外れにくく、マスクやメガネなどの邪魔になりません。

耳かけ型

「耳かけ型」は本体を耳の後ろにかけて使うタイプで、簡単に取り外せるタイプの補聴器です。小さく軽量で、さまざまな性能と豊富な器種があるのが特徴。広範囲の聴力レベルに適応しているため、加齢による聞こえの低下から重度の難聴者向けまで、豊富な種類があります。本体部分のカラーが多彩で、ファッション性にも優れています。

ポケット型

「ポケット型」は本体とイヤホン部分が分かれており、本体をポケットに入れたり、首から下げたりして使うタイプの補聴器です。手元でスイッチや音量の操作ができて、取り扱いが簡単なことが特徴。操作性に優れています。音をひろう本体部分とイヤホンが離れているため、ハウリングが起こりにくいのもポケット型のメリットです。

目立ちにくい耳穴型が人気傾向

3種類の補聴器の中で、目立ちにくい「耳穴型」の補聴器が人気傾向です。リオン株式会社が行なった補聴器に関する意識調査の結果 、これから補聴器を使用しようと考えている人の38.5％が耳穴型を選びました^※。

小型タイプや高出力タイプと形以外にさまざまな機能も。オーダーメイド型は自分の耳にぴったりとフィットし、周りから補聴器が見えにくいのが魅力です。

※参照元：リオン株式会社｜シニア層の補聴器に関する意識調査報告[pdf]（https://www.rion.co.jp/news/pdf/news_170823_6.pdf）

メリット・デメリットの確認だけでなく試すのが大切

補聴器は種類や型によって特徴が異なり、メリットやデメリットがあります。使い心地は実際に試さないとわからない部分があるため、試聴やフィッティングが重要。実際に補聴器をつけ、つけ心地と聞こえに合わせて調整しましょう。聞こえ方は周りの環境によっても変わるため、日常生活でよく利用する場所での視聴が理想です。