「認定補聴器店」って？

補聴器を購入するときに候補に加えたいのが認定補聴器店です。具体的に、どのような店舗を指すのでしょうか。ここでは、補聴器を購入する前に知っておきたい認定補聴器店の知識をまとめています。

認定補聴器店とは

認定補聴器店（正式名称：認定補聴器専門店）は、公益財団法人テクノエイド協会が「補聴器の適正な販売のため定めている基準」を満たすと認めて認定証を交付している店舗です。具体的な基準として、店舗に認定補聴器技能者が常勤していることや店舗の構造・設備が測定・調整・適合に適していることなど定めています※1。認定補聴器技能者は、補聴器相談医の診断・指導に基づき補聴器の選定・補聴器の適合調整などを的確に行うための知識・技術を習得していると認定された技術者です※2。

認定補聴器店は、構造・設備が整っているうえ、補聴器の専門家が常勤しているため、自分に合っている補聴器を選びやすいといえるでしょう。ちなみに、認定補聴器店・認定補聴器技能者とも、資格の有効期間は5年です。5年ごとに更新審査を受けて、知識・技能などをアップデートしている点も見逃せません。

※1 参照元：認定補聴器専門店認定システム（https://www5.techno-aids.or.jp/nintei.php）

※2 参照元：認定補聴器技能者養成要綱（https://www3.techno-aids.or.jp/html/pdf/yoseiyoko.pdf）

認定補聴器店で購入したほうがいい理由

豊富な知識をもったスタッフがいる

認定補聴器店には、4年間に及ぶ養成課程で補聴器の適正な販売に関する知識を学んだ認定補聴器技能者が常勤しています。具体的には、補聴器音響学、高齢者や難聴者の心理、補聴器に関する知識などを学んでいます。豊富な知識をもった補聴器の専門家が在籍しているためおすすめです。

一定水準以上の技術をもったスタッフがいる

認定補聴器技能者は、実技実習で一定水準以上の技術を身に付けています。具体的には、耳型採取、補聴器の選択と調整などについて学んでいます。補聴器の適正な販売に必要な技術を身に付けたスタッフが在籍しているため、技術水準がわからない店舗に比べると安心して相談できます。

アフターケアが充実している

認定補聴器店は「認定補聴器専門店業務運営基準」で、販売した補聴器について必要な調整などに対処しなければならないことが定められています※3。したがって、再調整も受けやすい傾向があります。実際に補聴器を使い始めてから、調子が悪いと感じることは少なくありません。このようなケースに対応しやすいため、認定補聴器店はおすすめです。

※3 参照元：認定補聴器専門店認定システム（https://www5.techno-aids.or.jp/nintei.php）

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メンテナンスの手厚いお店をチェックしよう

補聴器の購入後は、長持ちさせるためのメンテナンスが必須です。補聴器の購入店を選ぶなら、購入前のサービスだけでなく、購入後のフォローも確認したいもの。手厚いメンテナンスがある店舗をチェックしましょう。