補聴器の購入後に分かった、雑音や不快音などのトラブルやその原因、対処法などについて詳しく解説します。
ある補聴器センターに届いた声です。はじめて購入した補聴器をつけた際、ピーピーという雑音がうるさく、フィット感がいまいちだったため、面倒なり補聴器をつけなくなってしまったというもの。音に対して慣れる期間が必要である説明を受けていなかったため、自分に合っていないのだと使用をやめてしまったそうです。
50歳を過ぎ、耳の聞こえが悪くなったことで補聴器をつけはじめた方の声です。値段が高いほどよく聞こえると考えて自分で補聴器を購入したものの、使用したばかりのころは雑音が多く不快に。結局3~4日使っただけで引き出しの中にしまい込むことになりました。会話がうまくできなくなり、外出も億劫になってしまったとのことです。
おばあさんが補聴器を利用している方のエピソードです。補聴器をつけていないと会話についていけない祖母を心配しているものの、本人は補聴器をつけると雑音が入りうるさいと拒否。みんなといても一人でぽつんとするしかなく、寂しそうにしている状態でした。
音は耳ではなく、脳が電気信号を受け取ることで初めて聞こえます。難聴状態が長いと、脳が音の刺激の少ない状態に。これが雑音がうるさく感じる原因になります。突然の音の刺激に脳がびっくりし、音を「うるさい」「余計な音」と判断してしまうのです。
これは多くの人に発生する問題で、少しずつ脳を音に慣れさせるトレーニングが必要になります。補聴器についての知識や調整スキルをもつスタッフに相談し、3ヶ月程度かけて調整しましょう。
補聴器は管理医療機器です。購入する際は、専門のスタッフがいる一定の基準を満たした販売店を選ぶのが理想でしょう。補聴器は耳に馴染むまで時間がかかるため、納得いくまで試聴し、手厚いフィッティングや調整を受けることが大切です。
ネットで販売されている補聴器もありますが、購入後も細かなサポートを受けられるように、聴力検査やフィッティング、アフターフォローが備わっている店舗かどうかを確認しましょう。
補聴器の購入に関して、雑音による悩みの他にもトラブルが発生するケースがあります。しかし、どれも知識が不十分であったり、重視するポイントを把握できていないだけのことがほとんど。補聴器の購入を失敗しないために、知識をつけて心地の良い補聴器を選べるようにしましょう。
補聴器の満足度を高めるフィッティングを用意している沖縄の補聴器販売店を11社調査。補聴器選びで大切な以下2点を押さえるている会社の中から、精度の高さや調整時の頼りやすさ、費用負担の少なさなど、後悔しないためのポイント別に、おすすめの3社を紹介します。
・レンタル・フィッティングあり…満足できる聞こえの補聴器を手に入れられる
・無料出張相談サービスあり…何度も調整が発生する中で、無理に店舗に行く必要がなく気軽に相談しやすい
納得いくまで無料調整OK
定期メンテナンスがある専門店
購入前の無料貸出サービス
2週間程度
創業50年以上
歴史があり経験豊富な老舗店
購入前の無料貸出サービス
1週間
月額制の最長3年
レンタルプランがある
購入前の無料貸出サービス
なし(店頭でのお試しのみ)
調査概要:WEB上で公式サイトを確認できた沖縄県内にある補聴器販売店11社を対象とした独自調査(すべて2021年11月時点の調査情報)
【選定基準】
以下2つの条件を満たす店舗の中から選定
・レンタル・フィッティングあり
・無料出張相談サービスあり
・精度の高いフィッティング・アフターサービス…全店舗に認定補聴器技能者が在籍する琉球補聴器。
・頻繁な調整時に相談しやすい親しみやすさ…対象店舗のうち最も創業年数が古い東江メガネ(1972年)。
・手軽に長く借りられる…月額レンタルプランがある会社の中で最も料金が安いOPTIQUE PARIS MIKI。
【参考価格】
公式サイト、または取扱いメーカーの補聴器(両耳用・既製品以外の商品)に記載されていた価格。
認定補聴器技能者
補聴器購入者の使用目的や環境、予算等の相談にのり、補聴器の適合調整や補聴効果の確認、使用指導を適切に行える専門的な知識・技能を習得している「認定補聴器技能者」として公益財団法人テクノエイド協会の認定を受けている技能者
認定補聴器店
補聴器協議会による資格審査を経て、公益財団法人テクノエイド協会の認定補聴器専門店名簿に登録された認定補聴器専門店
補聴器専門
補聴器に特化した商品販売、サービス展開をしているお店