補聴器をつけたがらない理由と勧める方法を解説

高齢者の方が補聴器を敬遠し、困っている人もいるのではないでしょうか。この記事では補聴器を嫌がる理由と解決策について詳しく解説します。

補聴器をつけたがらない理由①聞こえない自覚がない

補聴器をつけたがらない理由の一つとして、本人が聞こえないという自覚を持っていないことが挙げられます。聞こえにくいと思っていても、それが聴力低下だと自覚しない、もしくはそれほど困っていない場合もあるでしょう。

また、聴力は30代からゆるやかに低下していくと言われているため、「聞こえにくくなっていることにそもそも気付いていない」といったケースも考えられます。

勧め方：遠まわしに伝える

家族であれば直接補聴器を勧めることもできますが、デリケートな問題でもあるため言いづらいときは遠回しに伝えてあげましょう。理解してもらうために聴力検査などで結果を出してもらうことも一つの方法です。

聞こえがよくなることで、コミュニケーションがより楽しくなることをイメージさせてあげることが大切です。

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補聴器をつけたがらない理由②周囲の目が気になる

「補聴器をつけていることが恥ずかしい」「補聴器を付けていると思われたくない」など、周囲の目が気になって補聴器をつけたがらないケースも多いです。年齢を重ねるにつれて、聴力が低下することは自然なことですが、大きな老化現象や病気と捉えてしまう人が多いのでしょう。

勧め方：小型な補聴器やデザイン性に優れたものを勧める

補聴器が恥ずかしくてつけたがらない場合は、小型のものやデザイン性に優れた補聴器があることを教えてあげましょう。近年はワイヤレスイヤホンのような、補聴器とは思えないデザインのものも販売されています。

スマートフォンと連動し、音量や音質調整が可能な補聴器もあります。「こういうお洒落な補聴器もある」といくつか提案してあげることで、つけることに対しての抵抗がなくなるかもしれません。

補聴器をつけたがらない理由③費用が気になる

補聴器は決して安い買い物ではなく、高価なもので50万円を超えるものもあります。そのため、経済的な理由でつけられない人もいるでしょう。しかし、難聴を放置してしまうと悪化してしまう恐れがあり、コミュニケーションが円滑にできなくなることも考えられます。

勧め方：助成金制度などを勧める

経済的な理由であれば、国や自治体が提供している助成金制度などを勧めてみましょう。聞こえの具合や自治体などによって条件は異なりますが、助成金を活用すれば普通に購入するよりも安く手に入れることが可能です。

また、リースで補聴器を借りる方法もあります。リースであれば月々の費用が発生するものの、大きなお金を一度に支払う必要がなく補聴器をつけることが可能です。「自治体で助成金を実施している」「リースで借りてみてもいいかも」といったように、しっかりと寄り添い提案してあげることが大切です。